分かりやすいフレーズというのは大体ウソ

か大げさ、紛らわしい言葉だと思うんですよね。


今回の件で言えば、早い段階から流布した「正しく恐れよ」っていうのがあります。


なんだかそれっぽく聞こえますが、いまだにに新事実がわかったりしてる現在進行形の事柄なのに、何が正しいっていうんでしょう。


同じく早い段階のフレーズとしては、「8割は軽症」っていうのもあります。


これはかなり悪質度の高いフレーズで、後々、死ぬほど苦しくても人工呼吸器を使わなければ軽症と判断されるとか、軽症と判断されても数日であっという間に死に至るケースもあるという事が分かりました。


自覚症状のない若年層がウイルスを拡散させる原因の一つになっているとも思います。


似たような意味の言葉で「高齢者は重症化しやすい」っていうのは多く聞きました。


今回の件を戦争に例える人がいますが、多く戦死する前線の兵士は若者で、戦争を起こす(戦死しない)権力者は高齢者であろうという意味では逆、というかわかりやすい対比になっているので納得しがちです。(言いたいことはわかるが、戦争よりは内戦に近いと思う)


実際は、若者は感染しないみたいにとらえる人が多くて、「8割は軽症」と同じように感染防止にはマイナスの効果があったと思います。


違う意味でやばいフレーズだなと思ったのは、「自粛」ですね。


辞書をどう読んでも「自粛」の後に「せよ」をつけたらおかしいと思うんですが、政府から自粛警察に至るまで何の疑問もなく使っています。


「自粛」ほどではないですが、問題があると思うのは「8割削減」で、具体的にどうすればいいのかわからないというのは困ったものです。


両者に共通しているのは、何とか国民のせいにしようとする態度だと思いますが。


行政発でいいフレーズだったのは「STAY HOME」でした。


日本語に直したらそうそう口に出せないような言葉ですが、都知事の英語癖が役に立った数少ない例だと思います。


 



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