やはり音量ミキサーは1クリックで起動したい。

 Windowsの仕様変更の中でもエンドユーザーレベルで結構影響が大きかったものの一つが、カーネルミキサーに関するものだったと思います。

以前の仕様では複数のオーディオデバイスを使うことがあまり考慮されていなかったので、そこらへんが厳格化されてよかった…、と思いきや、ステミキがどうとか一斉に鳴らしたい場合はどうするのとか最初は混乱していました。

それはともかく、その変更に伴ってデスクトップのUIにも変化が現れました。

タスクトレイのスピーカーアイコンをクリックすると、以前は音量ミキサーが表示されていたのですが、Windows10ではデバイスの切り替え(と全体の音量変更)ウィンドウが表示されるようになったのです。

スピーカーアイコンを右クリックして表示されたメニューから、「音量ミキサーを開く」を選べば音量ミキサーは表示されますが…。

どう考えても1クリックで表示されるべきなのは音量ミキサーで、デバイスの切り替えとか1クリックで表示しなくてもよくない?と、思います。

まぁ、うちの環境だけかもしれませんが、VRデバイスの使用時に音声出力デバイスが切り替わらないことが結構あるので、無意味という訳ではありません。

が、なんというか、こう、本末転倒な気がしないでもない。

もう何年もWindows10を使っていますが、この微妙なストレスを何とかできないものだろうか。できるだけ手間なく。


で、簡単な方法としては、音量ミキサーの実体であるC:\WINDOWS\SYSTEM32\SNDVOL.EXEのショートカットを


1・タスクバーに固定する(ピン留めする)。

か、

2・タスクトレイの横にツールバーを使って表示する。

というやり方があります。

過去の操作感に戻すという意味では2を選びたい所ですが、表示位置がセンタリングされず、微妙にずれているのが若干違和感があります。

まぁ、これは好みの問題でどちらでも良いと思いますが(何なら両方表示させておくとか)、問題は起動した音量ミキサーが変な位置に表示されることです。

SNDVOLのショートカットに、Windows10なら-mオプションをつければ任意の位置に表示させることが可能なのですが、-mオプションの後に記述する数値を決めるのが面倒くさい。

数値の決定方法は、大体以下の通りです。

((表示させたいY座標) + (音量ミキサーの縦幅の半分) × 65536) + (表示させたいX座標) + (音量ミキサーの横幅の半分) ※小数点以下は切り捨て

バグなのか仕様なのかは知りませんが、若干ずれますし、きっちり左上(0, 0)とかには表示できません。

音量ミキサーのウィンドウサイズは環境によっても違うと思いますが、幅475、高さ343だった場合、X座標200、Y座標100の位置に表示させたいときは、

((100 +  237) × 65536) + 200 + 171 = 22086003

となり、

C:\WINDOWS\SYSTEM32\SNDVOL.EXE -m 22086003

というショートカットを作ればよい、ということになります。

 とりあえず右下に表示されればよいというのなら、数値を2147450879に変えればどんな環境でも右下に表示されるはずです。



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